SUSTAINABILITY環境にやさしいポンプ設計を目指して昨年は気象災害が多い1年でした。異常気象の一因である地球温暖化への対策は待ったなしの状況。12月にポーランドで開催されたCOP24（国連気候変動枠組条約第24回締約国会議）においても各国の対策が協議されました。ポンプのエネルギー消費量は世界の電力量の約25%といわれています。環境先進地域のEU圏では、電動機効率の改善とともにポンプ効率の規制（EN16480）が実施されています。優れたポンプ効率の実現EN16480: 2016の内容はEU Directive 2009/125/EC（ErP指令）と関連しています。ErP指令とはEUの枠組み指令で、エネルギー関連製品について環境配慮設計（エコデザイン）を義務づけている規制です。EU加盟国ではErP指令（2005/32/EC）と同様に、ライフサイクル全体についての環境負荷を削減することを求めており、将来的に世界的なポンプ効率基準になると予想されています。ErP指令で定義されている最低効率指数（Minimum Efficiency Index）の中で最高レベルは0.7ですが、グルンドフォスの多くの製品はこの数値を達成しています。最低効率指数 （Minimum Eciency Index）0.100.200.300.400.500.600.70C（ESOB 1450）132.58130.68129.35128.07126.97126.10124.85C（ESOB 2900）135.60133.43131.61130.27129.18128.12127.06C（ESCC 1450）132.74131.20129.77128.46127.38126.57125.46C（ESCC 2900）135.93133.82132.23130.77129.86128.80127.75C（ESCCi 1450）136.67134.60133.44132.30131.00130.32128.98C（ESCCi 2900）139.45136.53134.91133.69132.65131.34129.83C（MS-V 2900）138.19135.41134.89133.95133.43131.87130.37C（MSS 2900）134.31132.43130.94128.79127.27125.22123.84ポンプ単体からポンプユニットへErP指令の中でさらに効率を最大化できる方法として、Extended Product Approach（拡張製品アプローチ）があります。ポンプ単体だけでなく、付属する構成部品（モータ、インバータなど）を含めたポンプユニットでさらなる省エネを実現しようという考え方です。グルンドフォスはすでに この考えに基づいて製品を設計しており、省エネを達成するとともにお客様にとって最適なポンプを提案しています。インバータ、モータ、ポンプが一体となったグルンドフォスのE-pump製品群出典: EURO PUMP, EUROPEAN PUMP INDUSTRY ENERGY COMMITMENTポンプ単体EEI（エネルギー効率指数）吐出口カップリングポンプポンプ電動機電動機吸込口メイン端子ボックスまたは可変速制御流量・運転時間比端子ボックスまたは可変速制御Eu/ErP － ポンプMEI（最低効率指数）Eu/ErP － 電動機IEX（電動機効率クラスX）ポンプユニットEEI（エネルギー効率指数）PUMP NEWS6
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