PumpNews_January_No.90
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CASE STUDYの規模も場所も様々です。代表取締役の佐野忍さんは、もともと芝生の専門家として活躍していました。その佐野さんが転機を迎えたのは、2002年のワールドカップ(以下W杯)のこと。「あのW杯こそが、日本のサッカースタジアムにインフィールドタイプのスプリンクラーが静岡県静岡市清水区に拠点を構え、造園業・芝生の維持管理を主とする株式会社グリーンマスターズ清水は、天然芝ピッチの設計・施工から維持管理、アドバイスまで幅広い業務を行なっています。数多くのJリーグ本拠地を含むスタジアムや運動場はもちろんのこと、小学校や幼稚園の校庭の芝生緑化にいたるまで、そ入るようになった起源といえます。開催国は日本と韓国でしたが、W杯主催者はFIFAです。つまりフィールドの管理基準はFIFA基準ということ。FIFAにはピッチの外から水を撒くという概念はありませんでした。でも2002年時点、日本でフィールド内に散水システムが入っていたスタジアムはほぼ皆無だったのです」フィールドコンディションは 均一性のある散水で決まる当時はまだレインガンと呼ばれるフィールドの外から散水する方式が主流で、ピッチにスプリンクラーを設置することはプレーの邪魔になると考えられていました。また前例のないシス2002年に日本・韓国で開催された第17回サッカーワールドカップ。フィールドの世界基準化を余儀無くされた日本のスタジアムで芝生のコンディションをより良くキープするために採用されたのがインフィールドタイプのスプリンクラーでした。一筋縄ではいかないピッチの散水管理をグルンドフォスのポンプがサポートしています。ノエビアスタジアム神戸「使う芝」としてのスポーツターフ常緑のフィールドを安定性と省エネで守る試合戦略でも散水プランは変わる。要望に力強く対応する加圧給水ユニットHydro MPCPUMP NEWS4

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