PumpNews_January_No.89
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EUROPULSE欧州諸国の働き方事情日常を家族と楽しむために休むワークライフバランスの考え方欧州での働き方で、よく耳にするのが休暇の長さです。夏のバカンスには1、2カ月間、ゆったりと過ごすことも珍しくありません。EU(欧州連合)加盟28カ国の労働の最低基準を規定する「労働時間指令」によれば、1週間の労働時間の上限は48時間(時間外労働を含む)、年次有給休暇を最低20日間保障することとしています。世界でも有給休暇の長い国は、オーストリアとポルトガルで35日間、次いでドイツとスペインが34日間、フランスとイタリアは31日間、ベルギーも30日間の有給休暇が法律で保障されています。また世界28ヶ国有給休暇・国際比較調査2016(Expedia Japan/Northstar)によれば、その取得率はフランス、スペイン、オーストリアが100%、イタリアも83%と高い比率でした。ちなみに日本の取得率は50%で最下位、しかも自分の有給休暇支給日数を知らない人の割合が47%でした。欧州の人々にとっての休暇はプライベートな時間を回復・充実させることであり、有給を使って休みをとるのが当たり前といった認識があります。また休暇中は特別なことをするだけではなく、日常をゆったりと楽しむといった意味合いが大きいといいます。近年、ワークライフバランスという言葉を聞くことが増えましたが、欧州と日本で顕著に違うのは、仕事と生活に対しての考え方かもしれません。欧州では家族と過ごす時間や自分の趣味の時間をとても大切にしています。日常的にも、定時に帰宅するためにはいかに効率よく働くかを重視しており、2016年の経済協力開発機構(OECD)の調査では、働く時間は日本より短いものの、GDPの上位を多く占めているのは欧州諸国で、日本は20位という結果でした。欧州でも高齢化とともに労働力不足が広く問題となっているようで、少しずつ取り入れられている働き方の一つが「ワークシェアリング」です。メリットは、企業としては人材確保がしやすいこと、労働者にとってはワークライフバランスを考えやすいという点です。例えばオーストリアなどでは女性の社会進出が進んでいるため、男性の育児休暇取得はもちろん、週休3、4日で働くこともあるそうです。取り入れ方の課題はあるものの、シェアリングという働き方は、子育てワーカーにはもちろん、介護世代の人々にとっても、選択肢の一つとなるのではないでしょうか。浜松本社〒431-2103静岡県浜松市北区新都田1-2-3TEL(053)428-4760FAX (053)428-5005東部支店〒141-0022東京都品川区東五反田1-6-3 いちご東五反田ビル6FTEL(03)5448-1391FAX(03)5448-9619西部支店〒532-0011大阪府大阪市淀川区西中島5-14-5 ニッセイ新大阪南口ビル10FTEL(06)6309-9930FAX(06)6309-9931中部支店〒461-0002愛知県名古屋市東区代官町16-17 アーク代官町ビルディング3FTEL(052)939-1505FAX(052)939-1507仙台営業所〒981-3133宮城県仙台市泉区泉中央1-47-1 アコーズ泉中央1FTEL(022)772-9685FAX(022)218-7059北信越営業所〒940-1151新潟県長岡市三和2-10-20TEL(0258)36-5933FAX(0258)34-6255福岡営業所〒812-0007福岡県福岡市博多区東比恵3-13-10 スピリッツ福岡TEL(092)476-3029FAX(092)476-3069その他営業拠点 小山、広島、熊本http://jp.grundfos.com※ お問い合わせは下記弊社営業拠点、もしくは取扱い販売店までお願いいたします。※カタログ内容は、改良のため予告なく変更することがあります。

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