PumpNews_October_No.88
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PROJECT設置場所:伊豆急 伊豆高原分譲地導入製品:立形多段うず巻ポンプCRN、深井戸水中ポンプSP用途:管理地域への温泉水圧送、汲み上げ分譲地では湯温はもちろん、湯量も毎分の供 給量が契約で決められているため、管理には非常に気を使い整備、点検の遂行に努めています」と話してくれたのは、株式会社伊豆急ハウジング メンテナンス事業部の日吉さんです。「日々の点検では、施設の外観目視、ポンプ類の電流・電圧・音・熱などいつもと違ったことがないかを確認します。1日3回、温泉と水道の両施設で、ポンプはもちろんタンク周りや水位などを担当者がチェックします。温泉供給区域には温泉施設だけで30数棟、水施設を含めると40数棟の見回るべき管理設備があり、エリア全体を見て廻るにはさすがに時間がかかります。グルンドフォスのポンプは、ともかくメンテナンスが楽ですので負担軽減になっています」と話す日吉さん。株式会社伊豆急コミュニティー 不動産事業部で、主に分譲地の設備計画を担当している山口さんは「温泉事業を安定した形で進めるためにもメンテナンス性は最も重要なポイントで、手間とコストを削減することは大きな課題です。伊豆急で初めてグルンドフォスのポンプを採用したのは20年ほど前からだと聞いています。当時から時間のかかるポンプのメンテナンス作業が懸案となっていましたが、グルンドフォスのポンプならメカシールの交換などだけで、手がかからないことから採用されたのです。新しく整備している分譲地では、すべてグルンドフォスのポンプを導入していますし、今後の交換の際にも前向きに検討していこうと考えています」と信頼の高さを語ります。源泉維持にも手間とコストがかかり、井戸のケーシングに発生するスケールや目詰まりなどをきれいにするため、数年に1回大掛かりなメンテナンスを行っています。またポンプにもスケールが溜まるため、設備現場では自分たちでも分解整備しているといいます。「他社の製品と違い、グルンドフォスの多段うず巻ポンプは自分の手で楽に分解整備できるので助かります。当社では導入当時の担当者を含め何人も、浜松本社へ行ってグルンドフォスのポンプの講習会に参加した経験があるんですよ。学んだ技術は今の担当者にも引き継がれ、現場で役立っています」と笑顔のお二人。お客様の満足のために よりよい供給事業を続けたい株式会社伊豆急コミュニティー 不動産事業部業務課長の浅野さんは「ここには日本でも1、2を争う規模の温泉供給事業が整備されています。安定供給を維持するためには、万が一のことがあった際の対応の早さも必須です。これまでの、グルンドフォスポンプの納期と対応の早さには信頼を置いています」と、お褒めの言葉もいただきました。浅野さんはまた「私たちは試行錯誤を繰り返し、設備を作りあげ、お客様の満足と温泉ファンを増やすことをいちばんに考えてきました。グルンドフォスのポンプを採用することで、今後もお客様に満足していただける環境をより長く維持し、よりよい供給事業を続けていきたいと考えています」と抱負を話してくれました。日吉さんは「業務がシンプルになる施設づくりをしていけば、トラブルや課題を避けられ、次の世代の管理も楽になります。そのための投資の一つが信頼性の高いグルンドフォスのポンプだといえます」と次世代への思いを語り、 また山口さんからは「温泉事業は数年で終わるような事業ではありません。担当が変わっても引継いでいける長期計画を進め、供給事業がこの先もずっと続いていくようにしていきたいです」という話が聞けました。これからもポンプの性能、メンテナンス性の高さと、メーカーとしてのフットワークの良さで、グルンドフォスのポンプは皆様の思いに応えていきます。株式会社伊豆急コミュニティー不動産事業部 業務課長浅野 誠さん株式会社伊豆急ハウジングメンテナンス事業部 メンテナンス営業部設備課 課長日吉孝則さん伊豆高原駅広場で楽しめる、東伊豆から引いた源泉を流した足湯「美足(おみあし)の湯」いつでも途切れることなくお湯を使ってもらえるよう、分譲地には43基の温泉水の貯湯槽を設置株式会社伊豆急コミュニティー不動産事業部業務課 主任山口英樹さん7PUMP NEWS

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