PumpNews_Jan_No.85
6/8

CASE STUDYきますし、それにともない更新もしなければなりません。今の時代に、よりふさわしいもの、いいものは何かをつねに探し、提案することでコスト削減と省エネに努め、次の世代へつなげていかなければならないと思いますね。ポンプもしかり。それが私たちに課せられた使命だと思います」と将来を見据えています。宮城さんは「より良い設備選択のためには、会って話す、聞くといったコミュニケーションも大切です。これからもエンジニアリング課との連携を密にして、課題解決に努めたいです」と、今後も継続して提案をしていく意向を示しています。また崎山さんは「私たちは、現場を1日3回チェックします。ユーティリティ設備をいつも歩いているため、異音には敏感です。エンジニアリングに携わる人には、現場での経験値はとても大切ですし、日々、同じ仕事をこなすことで身に付くことは大きいです。それがエンジニアの技量となります。名護工場はポンプの台数が多く、役割も重要です。ラインを効率的に稼働させるために、ポンプに関する知識と、選定する目と経験値が必要です」と、現場の大切さを語ってくれました。CIPセンターのように、稼働率が高くストレ抑え、再資源化に取り組んでいます。2006年度には、各製造工程で発生する様々な廃棄物・副産物を小分けして売却し、また再資源化することで、ゼロエミッション(廃棄物100%再資源化)を達成しています。現在も会社全体で、自社の環境目標と環境方針に基づき、多岐にわたる設備投資と整備を行っている真っ最中。今後のポンプ選定・入れ替えについても継続的に考えており、社員の皆さんがお互いに知恵を出しあい、より良い生産環境づくりを目指しています。さらに、緑化事業から近隣の公園の草刈りなど地域の環境美化、幅広いボランティア活動なども、社内の社会貢献委員会の主導で実施されています。ビアフェストからスポーツ大会など、県内の大きなイベントには必ずと言っていいほどオリオンビール株式会社が参加・協賛しているとのことで、地域との深い結びつきがうかがえます。進化する工場を支える エンジニアの役割上間さんは、エンジニアリング課を束ねる立場から「ビール会社は装置産業です。冷凍機、ボイラーなど、設備機器はどんどん変化していスのかかる箇所に採用されているポンプは、問題が生じるリクスも高くなるはずですが、グルンドフォスのポンプは約10年前に採用されてから、ほとんど大きなメンテナンスの事例はなかったそうです。「手がかからないポンプなので、メンテナンス方法を思わず忘れてしまうほどです。ですから後進のためにも、技術力キープのためにも、定期的な講習会を継続して催してほしいですね」と、最後に皆さんからグルンドフォスへの要望が出されました。これからも、沖縄発の「うまい」のために、オリオンビール名護工場のグルンドフォスのポンプは活躍を続けます。上:立形設計だから現場でもゆとりのあるスペース右:広い工場内の随所に設置され、省エネに大きく貢献PROJECT納入先:オリオンビール株式会社 名護工場導入製品:立形多段うず巻ポンプCRN、 高耐熱タイプCRNクールトップ、デジタル定量ポンプDME 用途:CIP洗浄の送り、ph調整など PUMP NEWS6

元のページ  ../index.html#6

このブックを見る