PumpNews_Oct_No.84
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再利用・再生可能エネルギーを進化させるエコな道路の実現へ向けてオランダが取り組む2つの試みEUROPULSE国土の4分の1が海面下にあり、水と闘いながら水と共存してきた国、オランダ。オランダはEUがスタートした時の原加盟国であり、環境先進国の一員として環境への配慮、エネルギー問題へのチャレンジを続けています。今号では、近年同国で試みられている「道」に関する2つのトピックをご紹介します。最初の「道」は、未来のハイウェイづくりへの試み。通常、一般的な道路建設にはアスファルトが使用されています。比較的舗装が早く簡単で、コストも安く、耐久性に優れているというのが理由です。その一方、アスファルトを作るために、石油からの精製過程で年間約9,600万トンの二酸化炭素を大気中へ排出しているため、環境への影響が懸念されてきました。そこでオランダでは、さまざまなものにリサイクルされているペットボトルを、高速道路に導入しようと検討しているのです。この試みは「プラスチックロード」と名付けられており、素材は通常のアスファルトの道路に比べ軽量で、サビや腐敗が発生しないため、従来の3倍ほども寿命が長く、厳しい温度変化にも耐久性を持たせられるなどの利点があるとされています。しかも、あらかじめプレハブのように工場で道路となる部材を作り、モジュラー式に現場で組み立てれば、施工期間を大幅に短縮できます。さらにパレットのように内部を空洞にすることもできるため、ケーブルやパイプの格納も可能。アスファルトに代わる環境にやさしいハイウェイとして、実用化が期待されます。2つ目の「道」は、ソーラー道路の開発です。オランダの首都アムステルダム市では、2040年までに段階的に私有車を全て電気自動車化しようと計画しています。そのための電力を得るのに最も効率のよい方法として考えられているのが、道路を照らす太陽光での発電。現地では2014年に、太陽電池セルを組み込んだ部材を利用して作られた、世界初のソーラー道路「SolaRoad(ソラロード)」が自転車専用道路として建設されました。実証実験では、道路の長さ約70m当たり、一般家庭3世帯分の発電能力があるとされています。また、オランダ南部の高速道路では、 太陽光エネルギーを集めるテスト用の遮音壁が設置されました。集光パネルで受けた太陽光が側面に設けられた太陽電池に運ばれる仕組みで、最初の試験によると遮音壁が1kmあれば50世帯の電力が供給できることがわかったといいます。最終的な目標は、一般道に適用できる部材開発を進め、ソーラー道路で作り出した電力を無線などで電気自動車に送り込むこと。壮大な試みではありますが、欧州の道をドライブしながら旅すれば車の充電は完了、ということが現実となる日がそう遠くはないかもしれません。http://jp.grundfos.com浜松本社・中部支店〒431-2103静岡県浜松市北区新都田1-2-3TEL(053)428-4760FAX(053)428-5005東部支店〒141-0022東京都品川区東五反田1-6-3 いちご東五反田ビル6FTEL(03)5448-1391FAX(03)5448-9619西部支店〒532-0011大阪府大阪市淀川区西中島5-14-5 ニッセイ新大阪南口ビル10FTEL(06)6309-9930FAX(06)6309-9931MIビジネスセンター〒461-0002愛知県名古屋市東区代官町16-17 アーク代官町ビルディング3FTEL(052)939-1505FAX(052)939-1507その他営業拠点 仙台、長岡、広島、福岡、熊本

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