PumpNews_April_No.82
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CASE STUDYれも設計担当の方が採用されたポイントでした。設備担当の山中さんも同じ感想を持っています。「経験から感じるのは、立形ポンプにはメンテナンスのしやすさがあるということです。例えば、巡回では空調・電気などすべてに関して、目視確認、出力確認、圧力確認などを行います。基準値はありますが、私たちは五感を働かせ、そこから逸脱していないか、漏れなどがないか、異音・異臭・発熱はないか、つまり“いつもと違うこと”を感じるようにしています。立形ポンプの場合は、微細な変化があっても目の高さで見ることができるので確実です。またポンプ部にベアリングを使っていない構造なのでファンの音しかせず、とても静かだと思います。まだ現在は総合性能検証中ですが、データ結果も期待しています。この先大きなメンテナンスの時期がきた際、構造的に見てオーバーホールなどもしやすいかもしれないですね」商業施設、オフィス、賃貸住宅、ホテルまで抱える複合施設であるゲートスクエアでは、実に様々な方々が利用されています。そのため、利用者からの要望で調整するメンテナンスなど、時間帯や保守作業の内容も多種多様になります。「防災センターには常時6~7名が在中し、当直もあります。異常が発生した際にはすぐに駆けつけられるよう、また万が一の際のために毎朝の定期訓練も欠かしません。体にしみ込ませなければいざという時に動けませんから。まだまだこの街は建設中で、日々変化し、広がっています。決められた人数でエリア全体を見る責任を感じています。お客様にとっていつでも安心、安全な街であることを常に意識して業務に当たっていきたいです」と、山中さんは抱負を語りました。未来へ向かう街づくりの中で“創エネ”を進めるゲートスクエアでは、そこに暮らす人々、働く人々が安心して過ごせる毎日にエネルギーを送り保守しています。グルンドフォスのポンプも日々、その機能を支えています。PROJECT納入先:柏の葉スマートシティ ゲートスクエア導入製品:インライン型単段うず巻ポンプTP立形多段うず巻ポンプCR計22台用途:空調システム 太陽光発電で“創エネ”の一翼を担っている商業オフィス棟7Fに設置され、効率のよい供給で省エネにも貢献する排熱温水循環用のTPPUMP NEWS6

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