PumpNews_June_No.79
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ポンプの未来へ向けて一丸となるその功績を見届けたかのように、1977年に創業者ポール・デュー・イェンセンは65歳でこの世を去ります。そして彼の一人息子、ニルス・デュー・イェンセンが後を引継ぎ、時代の流れの中でグルンドフォスの発展に大きな貢献を果たします。最大の出来事はソーラー発電式水中ポンプの開発です。1982年に世界銀行からこの新ポンプの受注に成功したことで、地球規模の持続可能性に貢献するため、さらなる探求を進める重要なステップとなったのです。エネルギー効率への探究心は、インンテリジェント製品の開発へと注力されます。そしてその情熱は1991年に開発された「X99マイクロインバータ」へとつながりました。使用条件によりポンプが自動制御できるよう、初のインテリジェントポンプに組み込まれたのです。企業として発展するための継続的な投資により、テクノロジーセンターやリサーチセンターも設立され、独自のエレクトロニクス工場もオープンしました。グルンドフォスはいま、業界における先端技術のパイオニアとしての地位を確立したといえます。ポール・デュー・イェンセンにより初めての画期的なポンプが世に出てから70年、グルンドフォスグループは55ヶ国に83もの拠点を持ち19,000人近い従業員を抱えるまでに成長しました。その一人一人が日々、最高の製品をつくりだすために力を注いでいるのです。お客様とのさらなるロイヤルティ、 パートナーシップを築くポール・デュー・イェンセンは従業員の仕事に対する満足度を重要視し、皆が快適に過ごせる職場環境を目指しました。仕事において「人」の重要性を意識したのです。そのポリシーは現在、世界中のお客様との信頼関係につながっています。「誰にでもスキルがあり、ひとりひとりのスキルが掛け合わせられることで、それが生きてくるのです」これは彼のお気に入りの言葉でした。また彼はいつもこう言っていました。「一人だけでは小さなことしか達成できない。でも誰かと一緒なら、それが大きなものになる。」私たちの3つの約束 “ ”これからも未来を見据えてグルンドフォスの歴史は、ポール・デュー・イェンセンの思いから始まりました。創業者である彼のビジョンと価値観がグルンドフォスというブランドを創ったのです。そして「革新」のために、常に、誰よりも、一歩先を行く姿勢を貫きました。1952年に彼は、自身の考え方を発表したことがあります。「この世には多くの問題があふれています。でもそれらはきっと解決できるはずです。もし、あなたがその問題を意識すれば」グルンドフォスは、この精神のもとに世界中の人々、社会、環境に貢献することを誓っています。息子のニルス・デュー・イェンセンは、この父の言葉を継いで、「私たちは、受け継いだこの世界をより良い状態で次の世代へ渡さなければならない」と語っています。私たちの3つの約束、「責任を持つこと」「新しいソリューションの開発にいそしむこと」「常に一歩先を考えること」は、グルンドフォスのあり方そのものです。この姿勢は創業当時に始まり、これからも脈々と続いていきます。“be think innovate”は、市場への私たちの約束です。明確なビジョンを追求した父、ポール(右)と、その意志を継ぎ世界企業に成長させた息子、ニルス(左)http://jp.grundfos.com※ お問い合わせは下記弊社営業拠点、もしくは取扱い販売店までお願いいたします。浜松本社/中部コンピテンスセンター〒431-2103静岡県浜松市北区新都田1-2-3TEL(053)428-4760FAX(053)428-5005東部支店/東部コンピテンスセンター〒141-0022東京都品川区東五反田1-6-3 G-PLACE五反田6FTEL(03)5448-1391FAX(03)5448-9619西部支店/西部コンピテンスセンター〒532-0011大阪府大阪市淀川区西中島5-14-5 ニッセイ新大阪南口ビル10FTEL(06)6309-9930FAX(06)6309-9931MIビジネスセンター〒461-0002愛知県名古屋市東区代官町16-17 アーク代官町ビルディング3FTEL(052)939-1505FAX(052)939-1507その他営業拠点 仙台、長岡、浜松、広島、福岡、熊本

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