PumpNewsSep_No.76
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CASE STUDY伊豆高原駅を降りれば、遠くになだらかな曲線を見せる大室山。その大室山が約4,000年前に噴火し、流れ出した溶岩が冷え固まり、長い年月をかけて波に削られてできた絶壁の海岸が、城ヶ崎海岸です。ユニークな海岸線には長さ46m、高さ23mの吊り橋がかかり、景観とスリルを味わう観光名所として知られます。毎年3月中旬から4月上旬には桜祭りが行われ、伊豆高原駅から3km、約3,000本もの桜が連なる並木は、春の名所としても有名です。伊豆高原には、こうした美しい自然景観があり、美術館や博物館、多くのペンションやホテルなどの宿泊施設やリゾート施設、そして別荘が点在しています。豊かな自然に恵まれて、山と海からの幸を堪能できる風土。さらに、なんといっても楽しみのひとつは温泉です。リニューアル構想は システムのグレードアップ高羽設備総業、代表の高羽さんに、別荘地にあるシステムをそっくり引継がないかという話があったとき、まず頭に浮かんだのは、お湯を供給しているエンドユーザーの方々に心置きなく温泉を使えるようにしたいことと、機械室の管理業務負担を軽くするにはどうしたらよいか、ということでした。伊豆高原のような別荘地では、年末年始やゴールデンウィークなどの休暇ピーク時や、日常でも夕方になると一斉に温泉水が使われ、供給が足りなくなることがしばしばありました。しかも、改修する以前の配給パイプは、マンガンが詰まって閉塞しており、吐出流量がかなり減ってしまっていたのです。そこで協和機材の佐々木さんや鶴見製作所の水野さんに相談をしたところ、勧められたのがグルンドフォスのCRNEシリーズでした。「最初に採用したいと思ったポイントは、立形関東近県のみならず、日本各地から多くの旅行者が訪れる伊豆半島。なかでも伊豆高原は、特色ある自然に別荘や宿泊施設が広がる人気のエリアです。この別荘地の、宿泊施設や別荘へ温泉水を循環供給する施設に、インバータ制御のCRNEシリーズが採用されています。高羽設備総業CRNEの導入で別荘地へ安定供給インバータで電気代は約半額に限られたスペースの機械室。立形ポンプならではの設置方法が光る。PUMP NEWS4

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