PumpNewsSep_No.76
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省エネ法改正を受け市場に期待今年もようやく、秋の気配が感じられる季節となりました。当社も参画しております省エネ製品・事業に取り組む共同体「エネルギースターアライアンス」は7月、エコオフィス/エコ工場EXPOに出展し、盛況を博しました。省エネ法改正の影響により、エネルギー効率の統合的な最適化、その消費量を削減する取組みへの関心が、市場でより一層高まっていることがわかりました。多くの方がポンプの設置から廃棄に至るライフサイクルコストのうち、約85%が運転時に費やされる電気代だという事実を再認識されたようです。当社の診断サービスを活用し、ランニングコストの削減につなげることに、大きな関心を示されていました。先日の、日本政策投資銀行による大企業の全国設備投資計画調査の発表では、設備投資に関して継続的で前向きなマインドが見られます。製造業においては海外強化を図る一方、国内では既存設備の維持・補修により重点を置く動きがあり、企業の成長・競争力強化への取り組みとして、国内マザー工場で行う新製品の開発・設計が、注力する分野であることが明らかになりました。当社は、お客様の省エネへの取組み、既存設備改修のニーズに対し、ご満足いただける付加価値の高い提案をさせていただきたいと考えております。また、10月30日より11月4日の日程で開催されるJIMTOF2014(日本国際工作機械見本市)には、フルラインサプライヤーとして革新的な新製品を出展しますので、是非ご来場ください。さらに、国内モータメーカーが順次生産を終了する現行モータから、来年度より導入される、トップランナー基準に適合したモータを搭載したポンプへの切替え提案に注力して参りますので、ご協力をお願いいたします。Message from the Presidentグルンドフォスポンプ株式会社代表取締役社長展示会のニュース● IPF Japan 第8回国際プラスチックフェア会期: 10月28日(火)~11月1日(土)会場: 幕張メッセ 8ホール 80405長年、渦巻きポンプを温調機メーカー向けにも供給してきたグルンドフォスは、国際プラスチックフェアに初出展します。会場では、インバータ一体型モータ、IPMモータを採用した次世代ポンプに加え、欧州で実績を積み、新しく製品ラインナップに投入された、ダイレクトセンサー(流量、圧力センサー)を提案。センサーは、特許である特殊金属のコーティングにより、センシング部に直接流体が触れる構造で、耐久性と低コストの両面を実現。流量は、カルマン渦を採用し、可動部がなく長期にわたり安定した性能を維持できます。また、流量、圧力センサーのいずれも、温度信号出力を持った、2 in one センサーで、 温調機の循環水の温度はもちろんのこと、流量、圧力をモニタ制御することにより、より精度の高い金型の温度調整に貢献します。デモユニットも用意し、皆様に興味を持っていただける展示となるはずです。ご期待ください。● JIMTOF2014 第27回日本工作機械見本市会期: 10月30日(木)~11月4日(火)会場: 東京ビッグサイト 西4ホール W4041今回の出展では、万が一メカ漏れしても搬送液がタンクに戻る、画期的な新しい構造(ドレンバック)をもつ新製品、MTR DBTをお披露目。会場にはこの新製品のカットモデルを用意し、ドレンバック仕様の追加によるダウンタイムの発生回避・液温上昇防止による国内NEWS国内NEWSGRUNDFOS Partners Meetingを開催しました梅雨明けの晴天に恵まれた浜松本社工場で、7月23日・24日の2日間、GRUNDFOS Partners Meeting を開催しました。23日は水処理関連のユーザー・販売店の方々、翌24日は産業用ポンプ・水中ポンプ関連の販売店の方々、2日間で約90名が参加。最も関心が高かったのは、新しく導入した高圧ブースターモジュールBMSです。流量/圧力センサーやプロダクトセンターのほか、高効率規制へのグルンドフォスとしての対応やその他製品・アプリケーション等、盛りだくさんの内容を紹介できました。講義形式だけでなく1時間ほどの製品試運転や工場見学を行ない、参加者の方が実機を見たり、触れたり、また様々な疑問点等について社員と直接話したりと、充実した時間でした。本社工場のヨーロッパ的な雰囲気を肌で感じることができ、また普段なかなか顔を合わすことのないグルンドフォス本社スタッフやそのほかの社員との交流は、参加者とのパートナーシップを深め、より一層の拡販に協力いただける良い機会となりました。(写真上)工場見学で、より製品への理解を深めていた参加者 (写真下)講義では、参加者が熱心に聞き入っていたPUMP NEWS2

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