PumpNews_December_No.73
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鮮やかな朱色、丸みのあるフォルムに愛嬌のあるとぼけた表情。福島県柳津町は、会津の郷土玩具として知られる「赤べこ」発祥の地です。町の歴史は深く、もともとは会津を代表する名刹、福満虚空蔵菩薩圓蔵寺を中心に栄えた門前町で、古くは宿坊が軒を連ねていました。当時の街並は、今も温泉街にその面影を残しています。柳津町を代表する温泉街のひとつ、西山温泉は、県西南部を流れる只見川の支流、滝谷川沿いにあります。いくつかの温泉宿が集う中、唯一の町営温泉施設である「せいざん荘」が、グルンドフォスの深井戸水中ポンプ活躍の舞台です。地域のセーフティネットとして機能「せいざん荘がオープンしたのは1993年。地域活性化の拠点として建設計画が進められる中で、地熱発電施設の設置が決まり、その意義がさらに明確になりました」そう話すのは、柳津町役場の地域振興課課長、新井田修さん。現在西山地区には、国内の地熱発電では最大の出力を誇る柳津西山地熱発電所があります。運転を開始したのは1995年5月のことですが、準備段階において住民の歴史情緒あふれる会津地方。史跡や旧跡はもとより、山間に水田が広がる 自然豊かな景観とあちこちに湧く温泉で、四季を通じて全国から観光客が訪れます。 会津若松の西部、山間にたたずむ温泉地の柳津町を訪ねました。西山温泉山村公園せいざん荘高温の源泉を安定供給情緒あふれる会津「赤べこ」発祥の里でグルンドフォスのSPが活躍左から新井田修さん(柳津町役場 地域振興課課長)、天野美穂さん(観光商工班班長)CASE STUDYPUMP NEWS4

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