PumpNews_June_Vol.71
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乳製品や牛乳などを製造し、品質に高い評価を得ている東北グリコ乳業。製造ラインは自動化されていますが、原料となるミルクは牛の体調や季節によって味や脂肪分が変わるため、製造工場には1年を通じて高品質で安定した味を生み出すという大きな責任があります。「東北グリコでつくるプリンはどこか一味違う――そんな風に言われることも多いんですよ」そう言って笑顔を見せるのは、製造課長の梶原孝夫さん。大学時代から牛乳の研究に携わり、卒業後はグリコ乳業で製造一筋に歩いてきました。梶原さんがシャーポンプに着目することになったきっかけは、グリコ乳業岐阜工場のテスト導入で、目覚ましい成果が出たことでした。シャーポンプの特長のひとつである高い溶解率によって、岐阜工場では原料のムダ遣いが減り、ある製品の原料コストが1カ月で147万円も削減できたのです。時間短縮からプラスの変化「いついかなるときも安定した味を出すというのは、品質保持の基本です」そう話す梶原さんが、製造工程全体の最適化を図る中で頭を悩ませていたのが、溶解工程における成分のばらつきでした。配合段階とサージアップの時点を比べると、溶解のムラに洋生菓子や牛乳、乳製品などを製造している東北グリコ乳業。グリコの代名詞であるプッチンプリンも主力製品です。同工場に、シャーブレンダーに組み込まれているシャーポンプが導入されたのは今年の4月のこと。「製造工程に大きな変化が生まれました」と話す製造課長の梶原孝夫さんに、お話を伺いました。東北グリコ乳業株式会社溶解ムラがなくなり、時間も短縮作業平準化への大きな一歩にCASE STUDY東北グリコ乳業株式会社製造課長 梶原 孝夫さんPUMP NEWS4

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