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CASE STUDY資源循環型の工場運営を支えるグルンドフォスの給水ユニット1916(大正5)年、宮崎県の南西部に位置する都城市で産声をあげた霧島酒造株式会社。全国的に高いシェアを誇る「黒霧島」をはじめとして、「霧島」の名を冠した焼酎のラインナップは数多くのファンを持ち、その人気は衰えることをしりません。創業から96年という長きにわたって継承されてきた伝統と技術を有する焼酎づくり。その影の立役者として活躍しているのが、グルンドフォスの給水システムです。東に霧島鰐塚山系、北西に高千穂峰を仰ぎ、三方を山に囲まれた広大な都城盆地。その中央に位置する都城市は、宮崎県内で第2の人口を擁し、南九州の産業や経済の拠点都市としても発展を遂げています。発展を支える要素の一つが、市域中央を流れる大淀川。鹿児島の中岳に発し、宮崎平野を流れて日向灘に注ぐ大淀川には、途中いくつもの支流が合流し、豊富な水資源を地域にもたらしています。霧島酒造も、風土の恵みを受けて発展を遂げた企業の一つ。霧島連山をくぐり抜け、適度なミネラルを有する天然水「霧島裂罅水」(きりしまれっかすい)を原料につくられる焼酎は、いつしか「芋焼酎と言えば霧島」と言われるほど、広く全国に知られるようになりました。また1950年代半ばには、それまで乙類焼酎として認識されていた焼酎を「本格焼酎」と提唱するなど、焼酎メーカーとして先進的な取り組みを行ってきたことでも知られています。長年の信頼が導入の決め手2003年頃から始まった焼酎ブームに酒母をつくる一次仕込みの工程。42時間発酵させた麹が入ったタンクに水、酵母を入れて一次もろみをつくる霧島酒造株式会社PUMP NEWS4

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