LF_50Hz_DataBooklets_02
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63特徴と利点LF End Suction Pumps特徴と利点ダブルボリュート設計優れた利点PACO Lシリーズのポンプはダブルボリュート設計を採用しているため、シングルボリュート構造と比べて明確な利点を有しています。ダブルボリュート設計では2つのボリュートが180°の角度で配置されており、水流が幾何学的に同様の2つの領域に分割されます。これにより、ポンプ内には対抗する2つの等しい水圧が生じます。そのため、正味ラジアル荷重は、ポンプの全作動領域にわたって非常に低いレベルに維持され、シャフトのたわみも最小限に抑えられます。典型的なシングルボリュートポンプは通常、最高効率点(BEP)またはその付近でバランスするよう設計されています。実際の用途では荷重のばらつきや抵抗曲線の変化により、多くのポンプはBEPから外れて作動します。シングルボリュートポンプがBEPから外れて作動するようになるにつれ、ラジアル荷重が劇的に増加し、シャフト荷重やたわみ、振動が増加します。過度なラジアル荷重により、メカニカルシールやベアリング、シャフトの早期不具合の原因になります。ダブルボリュート設計の製品では、ラジアル荷重は対方向に等しいため相殺されます。性能曲線の全域でポンプの動作が安定し、シャフトのたわみが最小限に抑えられるため、シールやベアリング、シャフトの寿命が長くなります。*米国エネルギー省の研究による初期ポンプコスト据付、運転、メンテナンスコスト15%*85%*比較表シングルボリュートとダブルボリュートの典型的ラジアル荷重と設計流量の比較シングルボリュートダブルボリュートラジアル荷重(%)流量(最高効率点対比%)締め切り開放バランスを取るボリュート力学的にバランスの取れたインペラシングルボリュート不均衡なラジアル荷重ダブルボリュート均衡のとれたラジアル荷重均衡のとれたラジアル荷重

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