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14パルセーションダンパパルセーションダンパは、ダイアフラム型注入ポンプなどの容積型ポンプが生じる流れや圧力の脈動を均一化するのに使われ、ポンプの前後に取り付け可能です。吐出側のパルセーションダンパ DBおよびDBGパルセーションダンパDBおよびDBGは、特に小径で長い吐出ラインまたは剛性管を備える装置向けに設計されています。パルセーションダンパは、注入精度を最適化し、ポンプと吐出ラインを圧力サージから保護します。システムの背圧が低い場合や変動する場合、パルセーションダンパの下流側に背圧バルブPLVを設置して、その機能を最適化する必要がある場合があります。パルセーションダンパDBおよびDBGは内部に、分離ダイアフラムによって注入薬液と分けられた空気または窒素のクッション部を有しています。この分離ダイアフラムは長期間にわたって充填圧力を安定させるとともに、空気または窒素の薬液への溶解を防止します。適切な運転のためには、このクッション部の圧力をシステム圧力の約80%に設定する必要があります。パルセーションダンパがPVC、PPおよびステンレス鋼製の場合、FKMまたはEPDMのブラダを分離ダイアフラムとして用い、PVDF製の場合にはPTFEのベローズを分離ダイアフラムとして用います。Grundfos SMART Digital注入ポンプは、流量がポンプの最大注入能力の75%以下に抑えられている場合には、DBまたはDBGパルセーションダンパを必要としません。剛性管を取り付ける場合は、パルセーションダンパなしでの流量は、ポンプの最大注入能力の50%を超えないようにする必要があります。パルセーションダンパDBGには、正しい圧力を簡単に設定できるように、圧力ゲージが含まれています。パルセーションダンパDBには圧力ゲージは含まれていません。TM06 8449 0617図23 パルセーションダンパDBGおよびDBパルセーションダンパ DBおよびDBG表中の対応するポンプを参照してください。表中の対応欄で、必要とされるパルセーションダンパの容量を確認します。ポンプの種類ポンプストローク容積[㎖]必要なダンパ容積[ℓ]DDC-DDE 6-100.810.15DDA 7.5-16*¹0.74DDC 9-70.84DDA 12-101.45DDC-DDE 15-41.58DDA 17-71.55DDA 30-4*¹3.1DDA/DDE 60-105.560.3 - 0.35DDA/DDE 120-711.58DDA/DDE 200-419.3*¹ 残存するごくわずかな脈動のため、サイズ選定ガイドの指定より大きなダンパを使用する必要があります。アクセサリDDA, DDE XL-Dosing 60-10 ~ 200-4アクセサリ

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