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11流量制御DDA-FCM制御タイプに適用TM06 7440 3416図12 流量制御を装備したDDAポンプは流量制御機能を有効にした時、液体の注入プロセスを監視します。気泡がポンプヘッドに入ってくる場合など通常なら流量が低下またはプロセスへの注入がストップしてしまうなどの影響が出る場合でも、この機能によりポンプは安全に運転を続けることができます。最適なプロセスの安全性と信頼性のために流量制御機能は瞬時に次の異常を検知し表示します:・ 圧力超過・ 吐出配管破裂・ ポンプヘッドへの気泡侵入・ 吸込配管でのキャビテーション・ 吸込バルブのもれ・ 吐出バルブのもれこのユニークな流量制御はポンプヘッドに内蔵されたインテリジェントセンサに基づいています。注入行程の間、このセンサは実際の圧力を測り、ポンプのマイクロプロセッサーにその測定値を送ります。そして内部のインジケータグラフが、ダイヤフラム位置(ストローク長)と実際圧力値により構成されます。これにより、ポンプ仕様の流量カーブからの偏差が発生した時、その異常は瞬時に検知されます。圧縮可能な気泡は、すなわち吐出フェーズを減らしストローク量が減少します。(図13参照)流量制御の感度と遅延時間はそれぞれ調節できます。流量制御機能を働かせるためには最低背圧2bar以上が必要となります。グルンドフォスは小容量(< 1 ℓ/h)注入の場合、吐出配管側に背圧バルブを追加設置することを推奨しています。(アクセサリ編の14 ページをご参照ください)1234圧力ストローク長問題のない注入ストローク気泡による注入ストロークの乱れTM04 1610 1710図13 インジケータグラフ1圧縮フェーズ 2吐出フェーズ 3膨張フェーズ 4吸込フェーズ正常運転異常運転2DDAの機能DDA, DDC, DDE Sm-Dosing 6-10 ~ 30-4DDAの機能

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