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PROJECT導入製品: インライン型単段うず巻ポンプTP、立形多段うず巻ポンプ CR用途: 空調システム場所: 埼玉県人・モノ・文化が交差する新拠点で快適な毎日を過ごせる空間を届ける三井ショッピングパーク ららぽーと富士見「ららぽーと」は、関東近郊を中心に展開している商業施設。創設から35年目を迎えた2015年、東武東上線エリア最大級となる約152,000m2という敷地に「人・モノ・文化が交差する新拠点~CROSS PARK~」をコンセプトに“人が交流する”場所を目指して、ららぽーと富士見がグランドオープンしました。三井ショッピングパーク系列の地域のランドマーク施設として、ららぽーと富士見には太陽光発電や風力発電などの設備が備えられ、災害対策のために非常用発電機、井戸水、防災トイレの用意があるほか、建屋下には雨水貯留槽が設置され、台風などの大雨時に近隣の冠水を防ぐ対策も考えられています。しかし施行には大変な苦労がありました。敷地は横に長く広大で、異業種が融合し300店舗近いテナント数を抱えるため、その数と店舗形態が確定されるまでは外気量・空調負荷は決定不可能。大型施設であるが故に、外気条件や来館者の最大値など、ちょっとした試算の差が大きな結果として現れるため、最小負荷と最大負荷を推定するのは容易ではなく、変更のたびに熱源容量を試算し直したといいます。さらに着工後にコージェネレーションの導入が決まったため、限られた構造の中、ポンプなどの重量物設置にも骨を折りました。制約のある屋上機械室の中でも 目視しやすいなどのメリットがある立形ららぽーと富士見に導入されているグルンドフォスのポンプは計23台。三井不動産が管理する他の施設でも採用されている実績と、容量の大きさ、パワーが評価されました。立形で省スペース設計が可能なことをはじめ、冷温水ポンプのドレンパン(水受け)が作りやすいことも、採用に至った理由でした。ららぽーと富士見には、不特定多数のお客様が来館されます。平日と週末・祝祭日では来館者数も違い、館内で生じる問題も違います。また設備管理者にとっては、テナント店舗もお客様。各店舗内でも様々なトラブルが発生するため、スピーディで柔軟性のある対応が求められます。最初の店舗がオープンする朝8時から映画館が終演する深夜1時まで、年に1日の休館日以外はフル回転。メンテナンスは、ほぼ深夜の営業時間外に行うなど、お客様全員があたり前のように快適な毎日を過ごせる空間づくりに日々邁進しているのです。グルンドフォスのポンプも見えないところで、その快適な毎日を支え続けています。立形ポンプならではの省スペース設計で、メンテナンススペースも考慮地域住民の暮らしに寄り添ったエリア構成の、広大な店舗施設施設全体をまかなう屋上設備機械室Grundfos Case Study Book6空調

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