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横浜ゴム株式会社 新城工場ポンプ省エネ診断で最適な運用を実現ランニングコストを半分に削減PROJECT導入製品 : 自動給水ユニット Hydro MPC-EF用途: 設備冷却水の供給場所: 愛知県愛知県、新城市にあるタイヤメーカー大手の横浜ゴム新城工場。自動車タイヤ製品は種類が多彩ですが、同工場はハイパフォーマンスタイヤを製造しており、全国でも中核的な生産拠点の位置を占めています。ゴム製造は、原材料を混ぜ合わせる混合工程や材料加工工程で冷却用に多量の水を必要とします。新城工場では水利権を有する豊川および野田川から取水し、発熱設備の冷却などに利用しています。グルンドフォスのポンプは、その水を工場の各工程に送る大本の「心臓部にあたる設備」として稼働しているのです。この新城工場がグルンドフォスの「ポンプ省エネ診断」を実施したのは、すべての商品を「環境貢献商品」にしようという同社の新方針「グランドデザイン100(GD100)」が打ち出されたのがきっかけでした。創業100周年の2017年度までに「トップレベルの環境貢献企業」をめざすという基本方針の下、同工場でも操業以来使い続けてきたメインポンプをエコの観点から洗い直してみようと考えたのです。「環境貢献」への 期待に応えてコスト半減以前は「耐久性、安定稼動」を重視して運転してきた結果、低速で運転中、瞬間的な水の大量使用時に吐出圧力がダウンしたり、いったんスイッチを入れると水を使っていないときも回りっぱなしで無駄になったりというケースがありました。これに対しグルンドフォスの場合、制御盤内のコントロールユニットにポンプデータを内蔵。ニーズに自動で対応して回転数、台数を制御するなど常に高効率の運転が可能です。省エネ診断の結果は、期待を裏切らないものでした。流量はそれまでとほとんど変わらないまま消費電力量が1時間あたりでマイナス 51%と半減。地球温暖化ガスの CO2削減にも期待が高まりました。予想以上に水を大量使用することがあってもグルンドフォスは制御システムが追随しています。圧力ダウンで人が駆けつける必要もなくなり、ストレスが減ったといいます。導入担当の方に「ポンプ単体だけではなく、制御性を買ったのです」と言っていただけた成果でした。大幅な省エネ実現に加え、ポンプ作業者のストレス低減につながったグルンドフォスのポンプ省エネ診断。「GD100」の達成に向けても大きなサポーター役となりました。 年間電力削減効果13円(1kWhあたり)※電力量料金:事業家向け 200kW契約にて算出音も静かで威圧感もなく、大幅な省エネを実現したCR「グランドデザイン100(GD100)」を掲げる横浜ゴム新城工場¥1,000,000TOTAL¥8,038,789.2¥4,140,676.8¥3,898,112.4¥2,000,000¥3,000,000¥4,000,000¥5,000,000¥6,000,000¥7,000,000¥8,000,000¥9,000,000−51%削減No.1No.2消費電力コスト既設のポンプ新設HYDRO MPC-EF消費電力コスト13円(1kWhあたり)×-36.36(kWh)×24(時間)×365(日)=△¥4,140,676.8円Grundfos Case Study Book12工場設備

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