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この液を水流に注入した後は、膜処理の原理を用いる電気分解システムなどでしばしば必要となるpH値の調整は必要ありません。次亜塩素酸ナトリウム液が次のようなバランスの取れた反応を起こして次亜塩素酸を発生させ、効率的な滅菌が行えます:NaClO + H2O ⇔ NaOH + HClO注入量は用途ならびに地域の規制によって異なります。一般に、注入ユニット後の濃度は塩素等価値で0.3~2ppmです。Selcopermを使った電気分解の利点• 堅牢なターンキーシステム• 現場で塩素を生成する安全で確実な方法• 毒性がなく貯蔵や取り扱いも簡単な食塩を原料として使用• 電気分解に必要なのは水、食塩、そして電気だけ-運用コストが低く、世界中どこでも使用できる• 新鮮な次亜塩素酸を常に利用できる-市販の次亜塩素酸ソーダ液とは異なり、Selcopermでは滅菌液が解離しない• 副産物としての塩素酸塩の生成量が少ない• DWI飲料水規制に適合した認可取得済みの消毒法-塩素ガスに基づくシステムよりも適合が必要な安全要件が少ない• 構成部品が堅牢で単純-膜電池を使用する電気分解に比べてメンテナンスの必要性が少なく、耐用年数が長い• 市販の次亜塩素酸ナトリウムよりも生成物のpHが低いため、硬水地域では注入点でのスケールの生成量が抑えられる。用途Selcopermシステムの代表的な消毒用途には以下のものがあります:• 飲料水の処理• プール水の処理• 工業用途での冷却塔やプロセス水の処理Selcopermシステムは塩素ガスを用いたシステムや市販の次亜塩素酸システムに代わる理想的な方法です。据え付け要件水• 鉄とマンガンの含有度が低い(前者は200μg/ℓ未満、後者は20μg/ℓ未満)良好な水質であること。飲料水の使用が望ましい。• 供給圧範囲:3~15bar。水圧がこれより低い場合はブースターポンプを使用できる。• 流入水の温度は10℃~20℃の範囲になければならない。水要求量生成される塩素1kg当たり140~170リットル塩 • 食用レベルの食塩(DIN 19604またはEN 973)• 飲料水の消毒には臭化物濃度の低い(0.01%以下)塩を使用する必要あり塩消費量生成される塩素1kg当たり4~4.5kg電気接続100~120V、220~240V、または380~ 400V、50/60Hz消費電力(AC)生成される塩素1kg当たり約5.5~6.5kWh排水軟水装置の再生水を現場で排水する必要あり排気• 排気口を電解塩素化システムのできるだけ近くに設ける必要あり• また、室内に換気用開口部を設けることで自然給気を行う必要がある41概 要Selcoperm SES概 要

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