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74運転条件CM, CME運転条件 ■液温範囲Oリング材質/液液温範囲EPDM -20℃ ~ +120℃FFKM 0℃ ~ +120℃FKM / 水を含む液 -20℃ ~ +90℃FKM / 水を含まない油 0℃ ~ +120℃ ■急激な液温勾配鋳鉄製ポンプ(CM-A)は45℃以上の液温変化が急激に生じる用途での使用はできません。そのような用途では、鋳鉄製ポンプは液漏れの恐れがあるため、ステンレス製ポンプ(CM-I, -G、CME-I, -G)の使用を推奨します。 ■粘度水よりも高い密度や動粘度の液体を取り扱うポンプでは、圧力の低下や、流体性能低下および電力消費量の上昇が発生します。例えば、液温が0℃以下でグリコールが含まれた液では粘度が高くなるため、より高い電動機出力が必要となります。このような場合、電動機のランクを上げてください。ご不明な場合は、グルンドフォスにお問合せください。 ■音庄レベル以下の表に、CMポンプの音圧値を示しています。確認したい電動機出力(P2)が表にない場合、最も近い切り上げ値を使用してください。音圧値には3dB(A)の公差を含み、EN ISO 4871に準拠しています。P2[kW]50 Hz60 HzLpA[dB(A)]LpA[dB(A)]0.3750550.5550530.7550541.152571.554592.254593.055604.062665.560657.5606511.06065 ■最小吸込圧力, NPSH次のような場合は、ポンプ入口における最小吸込圧力“H”の計算を行ってください。• 取扱液温が高いとき• 運転流量が、定格流量を大幅に上回っているとき• 深層より水を汲み上げるとき• 吸込側配管が長いとき• 吸込条件が良くないときキャビテーションを避けるため、ポンプ吸込側での最小圧力をご確認ください。最小吸込圧力(吸込最大揚程)“H”(単位m)は、以下の式で計算できます。H = Pb x 10.2 -NPSH -Hf -Hv -HsPb=気圧(bar)(気圧は1barとします)循環システムでは、Pb はシステム圧力を表します。NPSH=有効吸込水頭(m)(ポンプのNPSH 曲線から読み取ります)Hf=吸込損失水頭(m)(ポンプ最大流量において)Hv=液温における飽和蒸気圧(m)(液体の飽和蒸気圧曲線から読み取ります)Hs=安全損失水頭=最低0.5m計算した“H”の値が正の数値の場合は、最大“H”mに相当する吸上げが可能です。“H”の値が負の数値の場合は、最低“H”mに相当する吸込揚程が必要となります。TM04 3487 4508図5 最小吸込圧力(NPSH)注: キャビテーションを避けるため、運転点から離れたところでNPSHカーブの右側のポンプ選定はしないでください。 最大流量におけるNPSHを必ずご確認ください。

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