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4343圧力モニタリングDDA-FC/FCMに適用内蔵されている圧力センサーは、システムの実際の圧力を測定し、その値はディスプレイに表示できます。最高圧力は設定できます。バルブが閉まってしまった場合など、設定した最高圧力をシステムの圧力が超えたときに圧力モニタリング機能が働き瞬時に注入を停止します。また背圧が設定圧力を下回ったらすぐに注入を再開します。吐出配管が破裂した場合など圧力が最下限を下回ったときにはポンプは停止し大量の薬液がこぼれ出るのを防ぎます。圧力設定範囲ポンプタイプ固定最小圧力 * [bar]設定可能な最高圧力 [bar] **DDA 7.5-16< 23 … 17(初期設定)DDA 12-10< 23 … 11(初期設定)DDA 17-7< 23 … 8(初期設定)DDA 30-4< 23 … 5(初期設定)* 警報のみでポンプは運転を続けるパターンまたはアラームとしてポンプが停止するパターンのいずれかを設定できます。** 設定可能な最高圧力はポンプの最大運転圧力に1bar加えた圧力に相当します。流量測定DDA-FCMに適用ポンプは実際の流量を正確に測定し表示することができます。アナログ0/4-20mA出力により実際流量信号はどんなプロセス制御システムでも簡単に統合できます。この流量測定機能は流量制御(432ページ)のインジケーターグラフに基づいています。毎回の吐出ストロークフェーズの長さを蓄積して、それにストローク数を掛け算して実際流量が導き出されます。気泡の侵入や低い吐出圧力など、すべての異常は流量を減少させたり増加させることになります。自動流量調整(オートフローアダプト)機能(434ページ)を有効にしたとき、ポンプはストローク数を修正してこれらの影響を補正します。自動流量調整(オートフローアダプト)DDA-FCMに適用流量自動調整機能が有効になっているときは、運転環境の変化があっても、それらは補正され、目標流量値が達成されます。内蔵の自動流量調整機能により、追加の流量計や制御機器を使わなくて済みます。自動流量調整機能は次の基本仕様から成り立っています:・ 流量制御:異常を検知します。・ 圧力モニタリング:システム圧力変化を検知します。・ 流量測定:目標値からの偏差を検知します。例:・ 流量制御機能はシステムの気泡を検知します。このとき特殊モータドライブによりモータスピードが上がり、ポンプは流量を一定に保つように運転します。この機能はガス化しやすい液体を扱う場合、特に重要です。・ 一般的に、システム圧力が上がるとストローク量は減少し、システム圧が下がるとストローク量は増加します。自動流量調整機能はこれを自動的に補正し、連続的にモータスピードを適合させていきます。変動するシステム圧力にもかかわらず注入精度は維持されます。機 能スマートデジタル定量ポンプDDA, DDC, DDE機 能434

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