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■運転ブースタのモジュールは、1、2、3、4の順で、それぞれ1、2秒の間隔をおいて起動してください。モジュールを停止させる場合は4、3、2、1の順で、起動時と同じ間隔をおいて行ってください。モジュール1は吸い込み側から数えて1番目のモジュールです。各ブースタモジュールの起動・停止時の加速・減速時間はソフトスタータの場合は3秒以内に設定してください。インバータの場合は0~30Hz、30~0Hzを1秒以内に設定してください。上記の間隔でモジュールの起動/停止時を行うとウォータハンマを減少させることができます。ウォータハンマが停止中のモジュールに対して問題となる場合には、ダイアフラムタンクの使用をお勧めします。起動時及び運転中は、吸込圧力が予測どおりであるかをチェックし、0.05MPa未満にならないように充分注意してください。モジュールを使用していないときは内部のベアリングの固着を防止するため、水を充填しておいてください。ブースタユニットを長期間使用しないときは、モジュールを清水で洗ってから、清水をいれたまま保管しておきます。モジュールを直列接続してある場合は、いずれかのモジュールを停止させる方法でトータルの圧力と流量を調整しないようにしてください。圧力と流量を調整する必要がある場合は、以下の手順で行ってください。a) 2つのモジュールの間にバイパス配管を取りつけます。 不要なモジュールを停止させ、そのモジュールのいずれかの分離弁を閉じます。 停止させたモジュールを長期間使用しない場合は、清水により、0.2MPa以上の水圧で洗浄してください。 上記の方法で停止させるモジュールは一番最後のモジュールにしてください。b) 減圧弁または圧力開放弁を吐出配管に取りつけます。 ■運転の制約条件モジュ-ルの運転は各々のポンプの推奨流量及び圧力範囲内を必ず守ってください。推奨流量(at 25℃)タイプ[ℓ/min]50Hz60HzBM 3A33.3-6540-78BM 5A55-10564-130BM 966.7-16780-167BM 17133-350133-420BM 30333-625400-750BM 46450-900550-1100推奨圧力サイズ吸込圧力吐出圧力Min.Max.Max.[MPa][MPa][MPa]BM 4"0.056.08.0BM 6"0.055.08.0注) もし最大吸込圧力/吐出圧力が上表を超える恐れがある場合には安全弁を設置願います。許容最高液温電動機最高液温電動機周囲最低流速最少流量℃m/s-/min~4.0kW40≧0.15≧205.5~22kW40≧0.15≧100 ■自動制御装置ポンプの空運転を防止し、電動機周囲に最小限の冷却水が流れるようにするため、ブースタシステムには流量と圧力を調整する各種の装置を付ける必要があります。(図1~4)吸い込み側の圧力スイッチの仕様は吸込圧力の予想値を元に決めます。圧力が0.05MPa以下になった時、アラームを出し、短時間後にポンプが停止するように設定してください。システムの吐出配管には全てフロースイッチを付け、流量の最少設定値でシステムが停止するようにします。上記の装置により吸込圧力と電動機の冷却水の最少流量を最適値に保つことができます。フロースイッチの動作は、システムの起動周期に見合う最少時間遅れが取れるように調整してください。61テクニカルデータBM4", BM6"テクニカルデータ

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