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GRUNDFOS SOLUTIONS空の玄関へのエネルギー供給を担うボイラー給水にCRシリーズは最適なポンプ3500mの滑走路を持つセントレアは、愛知県知多半島にある常滑(とこなめ)市沖の伊勢湾を470ヘクタールにわたって埋め立てて建設されています。広大な敷地面積を持つ同空港の建設に当たっては、21世紀の空港にふさわしく地域環境との調和をキーワードに、海域環境、大気質、騒音・振動などをはじめとした周辺環境への最大限の配慮がなされています。グルンドフォスのCRシリーズが導入されたエネルギーセンターは、この理念を体現する設備のひとつです。基本コンセプトは「エミッションミニマム・ハイパフォーマンス」。配管を通して同センターから空港内の建物に冷水、温水、蒸気を送って冷暖房を行う地域冷暖房設備です。地域冷暖房工事に数々の実績プラントをまとめて作れる地域冷暖房は、効率的なエネルギー供給が可能になる環境にやさしいシステムとして、近年設置が進んでいます。また、事業主側で冷暖房設備を取り付ける必要がないため、空いたスペースにテナントを入れるなど、空間を有効利用することができます。グルンドフォスのCRシリーズは、JTビル(1994年)や池袋メトロポリタンビル(1991年)など、数々の地域冷暖房設備に導入されています。また、名古屋地区最大の地域冷暖房設備となったJRセントラルタワーズ(1999年)にも採用され、同分野で高い信頼を得ています。セントレアのエネルギーセンターでは、JRセントラルタワーズ同様、1つのエネルギーから2つのエネルギー(電気と熱)を発生させる天然ガスコージェネレーションシステムも導入しています。エネルギーセンターでは、1.96Mpaの蒸気を発電や冷凍機の運転に使用。その後、0.78Mpaと中圧になった蒸気で冷水または温水を製造して排熱をカスケード利用し、さらなるエネルギー効率の向上、省燃料を実現しています。特に高温を扱う分野でCRシリーズに高い信頼CRシリーズは、コージェネレーションシステムにおけるボイラー給水と、中圧蒸気製造用蒸気ボイラーの給水、ドレンフィルター向けに採用されました。中部国際空港エネルギーセンター建設工事作業所において、機器の選定に当たったご担当者様に、CRシリーズの魅力を語っていただきました。「グルンドフォスのCRシリーズは材質の選択肢が広く、ボイラー給水など、特に高温を扱う分野で信頼しています。また、立形で高揚程をカバーしているため、コンパクトに収まるのがいいですね」エネルギーセンター向けに流量別に選ばれた4機種8台のポンプは、オールステンレス仕様のCRNです。CRシリーズではこの他、オールチタン製のCRTもラインナップ。海水や刺激性の強い液の加圧・移送向けに採用実績を築いています。最大流量2200ℓ、最大揚程250m(特殊仕様高圧タイプでは450m)と業界随一の広範囲な製品レンジをカバーしつつ、設置面積は横形の1/4。コンパクトなシステム設計が可能なことが、今回のエネ飛行機を利用するお客さま以外にも楽しんでもらえるように、さまざまな商業施設を内包した“エアシティ”を目指す中部国際空港「セントレア」。2005年2月17日開港予定の同空港のエネルギーセンターに、グルンドフォスのCRシリーズが導入されました。写真提供:中部国際空港株式会社

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