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一般データ ■吸込揚程(キャビテーション防止チェック)キャビテーションによるポンプ部品の破損、異常振動、騒音を防ぐために必ずキャビテーション防止チェックを実施してください。キャビテーション防止チェックをする為には以下の情報を把握する必要があります。• 吸込み側圧力(ポンプ直近で測定) *■• 吐出側圧力(ポンプ直近で測定) *■• 液温 *2• 最大使用流量• NPSH値*■ 正確なポンプの能力を確認するために吸込側及び吐出側の配管(1D以内)の直管部に圧力ゲージを取り付けてください。タンクからの流し込みの場合は設計最低液面(起動レベル)よりポンプ位置を考慮してご検討ください。※ 計算したHsの値が正の数値の場合はHsに相当す※ 計算したHsの値が負の数値の場合はHsに相当す ■全揚程と実揚程ポンプの全揚程は次式によって算出します。H= ha+hfA018一般データ実際には前記式の他に、吐出管端における速度水頭だけ余分に考えねばなりませんのでの最高液温にて計算をしてください。となります。る吸上げ可能です。る押込全揚程が必要となります。:液面気圧(m):10.33(参考値)押し込み水槽の場合はha=hd-hshahdhs吸込み水槽の場合はha=hd+hshahshd液温hv120℃→20.24m115℃→17.43m110℃→14.61m105℃→12.32m100℃→10.33m95℃→8.62m90℃→7.20m85℃→5.89m80℃→4.80m70℃→3.20m60℃→2.00m50℃→1.20m40℃→0.74m30℃→0.43m20℃→0.23m10℃→0.13mhfHsNPSHhv140130201512108.06.05.04.03.0120110100908070602.01.51.00.80.60.40.30.2504030200.110hv(m)4540353025tm(℃)150CR, CRN, CRE, CRNEH :全揚程ha :実揚程(垂直揚程)hf :全損失揚程H=ha+hp+hf+V22gV : 流速(m/sec)g : 重力加速度(9.8m/sec2)hp : 圧力水頭(吸込、吐出水面が大気圧の場合は0)*2 液温により飽和蒸気圧が変化しますので、使用時Hs=A−NPSH−hf−hvHs :吸上げ最大揚程(m)A NPSH :NPSH曲線参照(m)hf :吸込管の損失水頭(m)hv :液温における飽和蒸気圧(m)

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